今年の2月確定申告をetaxにて行いました。そのことについてエントリーしていきます。来年も確定申告の時期に復習資料として役に立てばなと思います。
理解しやすくするため専門的な用語は極力使わないように、意味をくだいて書いております。
多くの会社員は年末調整にて会社が代行して行うので、確定申告の必要はないのですが、私のように兼業トレーダー(というほど、運用資金は多くはないのですが(笑))で「住宅借入金等特別控除」いわゆる住宅ローン控除を受けている方は条件が満たされれば還付されます。
[:contents]
確定申告 私の還付条件としては2つあります。
Contents
〇証券会社は特定口座(源泉徴収あり) で設定。日々の投資の預り区分は特定預り
これで取引ごとに利益がでたら、税金が徴収されております。この徴収税金を還付してもらいます。
また予備知識ですが各証券口座で損失が出ている口座と利益が出ている口座で損益相殺もできます。これはA口座で20万の利益が出て、4万の税金徴収されます。しかし別のB口座で20万の損失が出ていたら、前者の儲けを相殺、4万円税金を納めたけど、個人では結局儲けがなかったのでその分お返しします、といった理屈ですね。
〇住宅ローン控除適用されている(今年で4年目 10年目まで適用されます。)
年末時のローン残高の1%の所得税を上限として還付されます。
住宅ローン控除を利用して税金の還付を受ける際、初年度は税務署にわざわざ出向いて所定の手続きを行います。私はここでもetaxを利用して還付を得ることができました。初年度でもetaxにて住宅ローン控除の手続きはできます。面倒なのでそれをする人はあまりいないとおもいますが(笑)2年目以降は会社の年末調整時に銀行から郵送される関係書類を添付して少し書き足して、提出すれば12月もしくは1月の給料明細に還付した金額が記載されています。そしてその時期に受け取る給与の源泉徴収票の「住宅借入金等特別控除の額」にもその額が明記されております。
さて、金額の例として簡単に
年末ローン残高が3000万円だとするとその1%で30万円が上限の控除です。そして銀行の書類を提出することで会社の年末調整で所得税が控除されます。その控除された金額が「住宅借入金等特別控除の額」です。
仮にその額が13万円だとすると 30万円-13万円=17万円
17万円の枠の範囲で株式投資で徴収された税金が指定された口座に還付されます。そこを目指して確定申告です!
etaxでの提出の流れ
事前準備といいますか、正直etaxのサイトに記載されているのですが、公的機関のサイトなので理解しづらいかもしれません。補足的な意味で、いくつか流れを書きます。
〇電子証明書(マイナンバーカード)
前エントリーで書きましたが、これがないと始まらないのでetaxを行う方は事前に作成しましょう。住基カードも電子証明書付けの更新ができないので、etaxにおいては役割を終えます。
〇パスワードの管理もしっかりと!
何か所もパスワードの設定を求められます。ロックやパスワードがわからなくなったらわざわざ役所まで出向いての初期化作業が待っています。
〇 ICカードリーダ
カードの情報を読み取るためにICカードリーダが必要です。etaxのページでも対応機種が記載されていますが、一昔前のsony製Felica(非接触ICカードリーダー/ライター PaSoRi(パソリ)RC-S380)でも対応できました。NFC対応のスマートフォン、例えばAQUOS、Xperia等でも対応可能です。
〇推奨環境を満たすパソコン及びインターネットとの事ですが、最近のPCではほぼ満たしていおり、高いスペックは必要ありません。しいて言えばetaxはIE つまりインターネットエクスプローラーしか対応していません。chromeとedgeも対応しておりません。また、各種ソフトのインストールと役所でもらった利用者識別番号の確認の作業も発生します。etaxのサイトをよくみれば流れに乗っていけるのですが、慣れてない方だと面倒だと思われますのでこのあたり、全体的に改善の余地は大いにありますね。
etaxにおけるメリットを書いておきます。
結局のところあまりインパクトなし
- 当然、家からネットで申請できます。24時間対応!て当然ですね。
- 「給与所得の源泉徴収票」の原本提出義務がありません。(ただし5年間は提出することが求められる可能性があるので保存は必要。)個人的にはこれが手元にあったほうがなんとなく、何となくなのですが心強いのです。
- 税金の還付が早いです。目安ですが3週間くらいで戻ってきます。書類で提出する場合は1か月~1か月半程かかるようです。私はetaxにて確定申告を行った日は1月26日(土)です。銀行に振り込まれていた還付金は約10万円、上記の例の金額だった場合、7万円分の枠は使いきれない結果となりました。2月12日でした。
最後に
私がetaxに関心を示したのが医療費控除を確定申告で勉強がてらやってみようとおもいたったのがきっかけです。当時は申請すると数千円の還付があり、Felica代にはなりました。川崎市に住むとき住民票を移すついでにその場で作成しましたが、当時はついでに程度でしたが、今は株式投資をしているので、確定申告を積極的に行うことの重要性を感じています。etaxのサイトにはインプットした書類を印刷して郵送の申告もありますが、税務署の方々の手間を考えた際、少しでも貢献出来たらとetaxによる伝送処理を行っています。すべて書類をチェックするのと電子化したものをするのでは相当手間が違うと思いまして。こちらの初期設定の手間もありましたが。。そういったことも含め国税庁はじめ各官庁もマイナンバーをうまく使って操作を簡略にしたり、策を練っていただけたと思う次第です。
コメント